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大東トレード株式会社
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このページでは、グラインダーなどで使用する研磨用砥石の種類について紹介いたします。
研磨用砥石にも様々な種類があり、硬度や粒度まで細かく区分けされております。
その種類や用途に対して本ページにて掲載致しますので、お問い合わせの際、ご参考にご覧ください。
砥石の粒度とは砥石の表面の目の粗さを数字で表したもので、粒度の数字が小さいほど目が粗く、数字が大きいほど目が細かくなります。
数値としては日本の規格であるJIS一般砥粒粒度に照らし合わせると#8(8番)から#25000(25000番)まであります。
目が粗くなるほど削る力が強くなりますが、深い傷がはいるので仕上がりは荒くなり、目が細かくなるほど研削力が弱くなりますが、細かい傷しかはいらないので、仕上がりは綺麗になります。
砥石の素材に関しても決められた表記があり、一般的な素材に関しては以下の表の通りになります。
ただし、上記のは各メーカーごとの違いもあり、紹介した表記も一部分となります。
現在、JISの規定では、砥粒の基本記号は、下記の2種類のみです。
メーカーによって細分記号を加えて表示してもよいとの規定があるようです。
上記の硬度、粒度に合わせ、グラインダーで使用する砥石は様々な種類があります。
その種類については以下の欄より記載いたします。
中心部が凹凸になっていて、円盤のような形状になっている砥石をオフセット砥石と呼びます。凸面を本体側にセットして使用する形になります。
一般的に荒削り用として使われる事が多く。#24から#36の間がよく販売されております。
素材自体が固く柔軟性がないため、曲面に対する研削には向いておりません。
一般鋼、炭素鋼(生材)などの各種固い金属のバリ取り、溶接後のビード(盛り上がり部分)取りなどによく使用されます。
また、角面の研削など深く大きく研削する場合に最適です。
硬い加工物には素材が軟らかい砥石を、軟らかい加工物には硬い砥石と使い分けましょう。
フレキシブル砥石もオフセット砥石と同じ凹凸形状ですが、オフセット砥石の中で柔軟性を持った砥石はフレキシブル砥石と呼ばれます。
凸部分方向に曲がる形状になっており、薄い材料や曲線にも施工が可能です。ただしオフセットよりも薄く作られており、耐久性がないため刃が欠ける危険性があります。
研削力はオフセットには劣りますが、当たりが柔らかいため研削にも研磨にも利用できます。
一般的な鋼や鋳物、石材などの研削、バリ取り、薄い材料や平面、曲面の研磨作業に使用されます。
外周部に布ヤスリが扇状に敷き詰められており、中央から空気を取り込んで外周部の隙間から排出されるという構造のため冷却効果が見込めます。
材料焼けや目詰まりが起きにくいという利点もあります。
一般鋼の場合はバリ取り、溶接ビード取り、錆取り、研磨に使われます。
石材はコンクリートの研磨に、木材は表皮取りや表面の研磨としても使えます。また、プラスチックの研磨にも使用可能です。
多羽根ディスクの中には右図のような大きな切込みが入っているタイプもあり、シースルーディスクと呼ばれております。
用途は多羽根ディスクとほぼ同じですが、こちらはディスクが回転していても研削、研磨面が見えるという利点があります。
砥石のなかでも切断を主目的に作られた台金、砥層巾を薄くした切れ刃を持つタイプの工具になります。
切断砥石の用途としては、切断面に面精度が必要である場合や、通常のダイヤモンドカッターでは硬くて切れない、もしくは加工物が欠けてしまうなどの場合に使用されます。
砥石にて粗削りした後、さらにきれいに仕上げるためには仕上げ用の工具を使用する形になります。
後述のフェルト、サイザルディスクにて研磨する際にはこの油性研磨剤をフェルト、サイザル部分に先に塗っておく手順が必要となります。
赤、白、緑と色分けされており、赤(酸化鉄)で荒仕上げをしてから、そこから白(酸化アルミナ)で緩和、緑(酸化クロム)にて本仕上げと段階を踏んで研磨する形となります。
ナイロンの不織布に研磨剤が含まれており、多羽根ディスク、フレキシブル砥石よりも弾力があり当たりも柔らかいため曲面の研磨も行えます。
金属をこれで磨くと、深い傷が入らずに細かい傷がつくため表面が曇る仕上がりとなります。
それを消すために後述のサイザルディスク、フェルトディスクで曇りを消す施工が可能です。
木材、金属の研磨、錆取りに主に使用され、曲面への研磨も施工可能です。
サイザルとは「麻」の意味で、その名の通り麻が使われているディスクとなります。
最終仕上げをする前の研磨に適しており、その後、後述のフェルトディスクで最終仕上げという流れになります。
柔軟性はありますがフェルトより素地は硬めになるため、 フェルトディスクでは磨き消せない細かい傷がある場合に油性の研磨剤を塗りつけて磨くという用途になります。
動物の毛から作られたディスクなので柔軟性がありますが、研磨力もほとんどありません。
サイザルと同じように研磨剤を塗布して使用します。
またはあらかじめフェルトに研磨剤が配合されている、研磨剤含浸タイプも販売されています。
用途としては、金属の表面を鏡面に仕上げるための素材になります。
フェルトディスクで消せない傷はサイザルディスクで磨き消し、 サイザルディスクでも消せない傷は、深い傷が入らずに研磨力のあるナイロンディスクなどを使うという作業工程となります。
グラインダーにて使用する物は前述の砥石の他に、細い線材を使ったブラシ風の研磨工具もあります。
砥石のように下地をあまりすり減らしたくない時や、狭い部分を研磨する際に使われます。
作業する際の注意点として、線材が折れて目に入ると非常に危険なため、保護メガネを使用して作業することをお勧めします。
一般的な線材としては鋼線、真鍮メッキ線、ステンレス線砥粒が入ったナイロン製などがあります。
砥石と同様に押えつける必要はなく、グラインダーの自重だけで十分研磨されます。
用途としては金属の黒皮やさび取り、塗装剥ぎ、各種金属のバリ取り、ナイロン製は木目を出すための研磨や表面の清掃などに使用されます。
線の素材はカップブラシとほぼ同じですが、ベベルブラシは外側に線が向いている事が特徴です。
平たいホイール状になっているため、凹凸部分や隅の部分の研磨に使用されます。 また、木目に沿って研削することができるため、木目だしにも向いています。