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大東トレード株式会社
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このページでは、シーリング材、コーキング剤について解説いたします。
業者によってシーリング、コーキングと呼び方が違いますが、当社ではシーリング材と表記いたします。
シーリング材には様々な種類があり、大きくシリコン、変成シリコン、ウレタン、アクリル、ポリサルファイドブチルゴム、油性コーキングがあります。
それぞれに適した用途があり、その違いについて下記より解説いたします。
また、シーリング材は1成分形と2成分形というものがあり、違いに関しても掲載しております。
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ガラス周り、キッチン周り、浴室周りなど、室内の水場周りによく使われます。
コストパフォーマンスに優れており、ホームセンターなどで売られている安めのシーリング材はこのシリコン製になります。
ただし、シリコンオイルという油のようなものが表面に出続けるため、これを塗った上には塗装ができなくなるというデメリットが発生いたします。
シリコンと名前がついていますが、上記のシリコンとは別物になり、屋根板金の隙間、釘目の穴、外壁の繋ぎ目地、窓枠の防水、配管など様々な用途に使えます。
耐久年数も10~15年ほどで、耐熱性も120度くらいまでは耐えるので、シーリング材の中でも優れた耐久性をもっております。
表面に塗料を塗ることも可能と適さない用途がなかなかないので、シーリング材に迷ったらこのタイプが一番無難です。
固まった後にゴムのような弾力性を持つため、一般的な住宅の内装や外装、外壁の目地、クラック補修、目地の補修によく利用されます。
ノンブリードタイプ(可塑剤がにじみ出ないタイプ)のものもあり、塗装後の汚染も少ないとう利点があります。あらかじめ上に塗料を塗る事が決まっているのであれば変成シリコンよりウレタンを選択した方がよいと言えます。
ただしアルコールと反応するので、アルコール類を発散させる材料やシリコン系シーリング材との同時使用をすると硬化不良を起こします。
また紫外線に対しても弱く劣化したり埃を吸着して汚れたりするため、表面に必ず塗料を塗ることをお勧めします。
モルタル、コンクリートの目地やクラック、またはALC工法(軽量気泡コンクリートを外壁として使用した工法)の目地で使われるシーリング材です。
湿った場所でも使うことができる事と表面からでも塗装が可能です。
ただし耐久性があまりなく、5年程度でひび割れなどが発生するようです。現在は変成シリコンのシーリング材に変わりつつあります。
一般家庭のタイル目地やサッシ周り、ビルなどのカーテンウォールや石目地などに利用されます。
耐熱性がよく(-20度~80度:変成シリコーン程ではない)、表面にゴミ、ほこりが付きにくい特性があ ります。耐久性もあるため、よくマンション、ビル等の建物に使用されます。
反面、シーリングを塗った後の塗装には不向きで、柔軟性もないため動きの大きい箇所には使用をしないほうが良いです。
板金屋根のはぜおり部分やコンテナのジョイント部などによく利用されます。
粘着性が強く、固まった後もべたつきが残ります。固まった後はほぼ水を通さなくなる事と、粘着性により接着部が風ではがれにくいため防水、防風が必要な部分に使われることが多いです。
最近はシーリング材としてだけではなく、粘着性の両面テープとして利用されています。
室内側の窓やドア、陸屋根の防水層などに利用されます。
表面は皮膜ができ硬直するが、内側は固まらない特性があり、隙間から入ってくる水分をシャットアウトします。
反面上記の特性により粘着性はあまりないので、外壁の目地やクラック補修など剥がれやすい箇所には向いておりません。
シーリング材には1成分形、2成分形といった区分けもあります。
1成分形は空気中の水分、または酸素、または乾燥によりに反応して硬化します。2成分形は上記シーリング種類の基材と、固めるための硬化剤を混ぜ合わせ硬化させるものです。
両方ともメリット、デメリットがありどちらかがいいということはありません。
下記より各成分形のメリット、デメリットを掲載いたします。
1成分形は硬化剤を混ぜるといった前準備等がなく製品そのままの状態(右図のようなカートリッジタイプ)で施工できるメリットがあります。
業者でも2成分形のような速乾性が特に必要ない現場は1成分形を使うこともあります。
デメリットとしては表面から硬化するため、完全に固まるまで日数を要することと、目地が広かったり、深かったりする場合には不向きという事、また、1つに対して内容量が少ないため多めに使用する際は廃棄物が多くなるデメリットがあります。
2成分形は基剤と硬化剤とに分かれており、専用攪拌機を使い一定量混合することにより硬化が進行、均一に硬化するタイプになります。
メリットとしては1成分形とは違い、均一に硬化する特性や作業性に優れていることから、比較的目地幅の大きい目地に使用できます。かくはん機や2成分形専用ガンの初期投資さえすれば、同容量で比べると1成分形の半分程度の費用となり、コストを抑えることができます。
デメリットは前述の通り初期投資が必要な事で、1成分形のような手軽さがないこと、撹拌不足からによるシーリング材の硬化不良、※プライマー不足からによる密着不良が発生します。
※プライマー:プライマーとは、外壁の素地に直接塗付する塗料を指し、シーリングの附着性をよくするものです。